2017年06月27日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(17)

今日は野狐囲碁で囲碁AIの絶芸に古力九段、柁嘉熹九段、檀嘯八段が相談碁で挑んでました。
一局を通して絶芸の大局観が光る進行で、中盤以降の厚みの使い方が非常に参考になります。
焦らずにじわじわと追い詰めていって十分打てると判断できる強さが羨ましく思えます。
野狐囲碁で「FineArt」と検索すれば棋譜を見れるので、ぜひ見てください。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2186.jpeg
【実戦図1:囲碁AIらしいサバキ】
白1、3と右下の黒を厳しく攻めるのは常套手段です。
一見、黒4から6と自身を補強しながら右辺の白を逆襲して黒好調な展開に見えます。
しかし、アルファ碁は人間では思いつかない手法で右辺をサバいて局面を打開していきます。
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2017年06月26日

棋力向上の詰碁58

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【黒先白死:有段~高段者】
範囲の狭い詰碁ですが、見た目以上に粘りの利く形をしています。
手順に細心の注意を払えば、活路を見出せるかもしれません。
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2017年06月25日

大会でのトラブル

今日、大会に参加したのですが、遂に私もトラブルに合いました。
対局時計が届いてないことから現地の古いものを使って対局をせざるを得ない状況に。
中盤で均衡を破り、自分が勝勢になって時間を確かめると一方的に持時間が減っているのです。
どうやら、自分の方だけボタンの反応悪く、相当強く押さないといけなかったみたいです。
家に帰ってから改めて形勢判断ボタンを使って確認したのですが、負けようのない差でした。

まさか、こんな初歩的な部分がしっかりしていないとは思わなくて・・・。
自分も序盤で時間の減り方の異変に気づけばよかったのですが、そんな余裕はなかったです。
今日のことがあったので、在勤している県での予選に切り替えようと思いました。

相手が全国上位入賞者だっただけに、いろんな意味でがっかりしました。
大会関係者の努力はよくわかるのですが、外的要因を極力省いてほしいものですね。
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2017年06月24日

今後の予定

今日、Youtubeとtwitchで配信を行ったのですが、画質は断然twitchの方がよく映りますね。
んー調整はしてみますが、Youtubeの方がちょっと厳しいかもしれません。
(放送ツールを細かく設定する必要があり、ニコ生に放送拠点を戻すかも)

また、明日行われる大会が終わると一段落するので動画作りを進めていく予定です。
おそらく7月下旬頃に挙げられると思うのでしばしお待ちを。

ブログ記事の方は引き続き、アルファ碁の自己対戦の棋譜解析、海外棋戦の情報など、
普段と同じペースで上げていく予定です。
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2017年06月23日

棋力向上の詰碁57

囲碁2177.jpeg
【黒先白死:上級~有段者】
周囲は黒一色ですが、急所に白石が来ているようで実戦なら諦めるかもしれません。
一線の石を活用し、なんとか白の牙城を攻略したいところ。
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2017年06月22日

棋力向上の詰碁56

囲碁2174.jpeg
【黒先白死:中級~上級者】
白は心許ない形をしていますが、油断していると中々手になりません。
コウではなく無条件を目指してください。
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2017年06月21日

第3回夢百合杯世界オープン戦32強戦

本日、第3回夢百合杯世界オープン戦の32強戦が行われました。
日本は高尾紳路九段と河野臨九段が出場するも、中国の壁に阻まれ無念の敗退となった。
囲碁AIのZENは序盤から大胆な作戦を展開するが、明らかな悪手を打ち出してしまう。
コウ材を無駄に消費したことにより終盤のコウ争いで大いに後退し、半目負けを喫した。
相変わらず、悪い癖が治り切っていないようで、まだまだ課題が山積している。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2165.jpeg
【李世乭九段(黒)vs崔哲瀚九段】
単に黒1とヒラくのは今では珍しい打ち方。
白2が手堅い手で▲の活力が失われるため、後の打ち方が難しいと言われているからです。
黒3と右上を大きく広げた手に対し、白4から模様を削りに行ったのが面白い手でした。
囲碁AIが用いたことにより、こうした手法が様々な局面で見られるようになっています。
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2017年06月20日

第3回夢百合杯世界オープン戦64強戦(2)

前回はZENの対局を丁寧に見たので、今回は人間の棋譜を確認していきます。
どの碁を見ても、少なからず囲碁AIの影響を受けているような一面を感じます。
囲碁AIの発想を意図的に実戦で用いて、打ち筋の呼吸を直に掴もうとしているからでしょう。
分からないことだらけですが、それでも新手法を取り入れようとする貪欲さは流石ですね。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2156.jpeg
【王昊洋六段(黒)vs申真諝八段】
白1、3の形はアルファ碁の自己対戦に似たような形があります。(こちらを参照)
一昔前は小目に対して、白3と直接ツケる手はほぼ考えられませんでした。
ただ、黒の勢力圏を消す上では十分あり得る手で応用の利く戦術の一つだと思います。
現局面は白Aの利きを見られているため、黒も細心の注意を払って応じなくてはなりません。
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2017年06月19日

第3回夢百合杯世界オープン戦64強戦(1)

本日、第3回夢百合杯世界オープン戦の本戦が開幕しました。
日本は高尾紳路九段、河野臨九段、余正麒七段が出場し、高尾九段と河野九段が勝ち進んだ。
6月21日に行われる32強戦は高尾九段vs汪濤六段(中国)、河野九段vs戎毅五段(中国)です。

本棋戦の目玉は囲碁AIのDeepZenGoの参戦でしょう。
緒戦は序盤中盤で韓国の申旻埈五段を圧倒し、終盤に入る頃には大差となっていた。
序盤中盤力の高さは驚異的で、弱点とされている終盤まで持ち堪えるのは至難の業のようだ。
本局も囲碁AI特有の面白い手が出たので、次はどのような碁を見せるか楽しみです。

また、日本棋院が遂にZENを棋士強化に活用することを発表しました!(こちらを参照)
6月21日~12月31日まで幽玄の間で実施するので、一見する価値は大いにあるでしょう。
さて、対局を振り返っていきます。

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【申旻埈五段(黒)vsDeepZenGo】
黒1に白2と黒3を交換した後、白4と打ったのが人間では考えつかない手でした。
AやBが考えられるが、右上一帯の黒陣が消えてしまうので強く反発したいところ。
こういった手を見ると、改めてZENのバランス感覚は独特だと感じますね。
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2017年06月18日

生放送場所の移住

放送場所をYoutubeとtwitchに移住することで確定しました。
今日でYoutubeの方はほぼ調整が完了したので、twitchの方も出来次第同時配信する予定です。
コミュニティの場所はYoutubeはこちら、twitchはこちらです。
個人的な都合で申し訳ないですが、生放送移住をご了承ください。
posted by okao at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

生放送場所のお知らせ

今まではニコ生で放送をしていましたが、放送先をYoutubeに移行させようと思っています。
明日にYoutubeでのテスト放送を行い、調整がうまくいき次第ニコ生から脱退する予定です。
放送場所は変わりますが、基本的には土曜日の12時半頃に放送していきます。
具体的な日時などはブログを通してお知らせする予定です。

ただ、Youtubeだとラグが多少気になるため、他のサイトも検討しています。
放送する以上、遅延が起こるのは仕方ないですがなんとかしたいものですね。
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2017年06月16日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(16)

第16局の中盤は人間離れした応酬があり、正直何をやっているかサッパリわかりません。
仮に人間が現代よりずっと強くなったとしても、このような碁を打つか怪しいものです。
囲碁AIが強いことは周知の事実だが、正しい進化を遂げているのか疑問に感じます。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図1:不発の三々手法】
白1に黒2と受けるのがアルファ碁特有の受け方です。
Aが残る短所はありますが、少しでも足早に展開しようという意図を感じ取れます。
黒6もアルファ碁が得意とする戦術だが、現局面では効果的でなかったようです。
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2017年06月15日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(15)

遂にアルファ碁の自己対戦第15局目となりました。
多くの特徴が既に現れていますが、まだまだ紹介できていない面白い手が沢山あります。
本局も囲碁AIの特徴が現れており、碁の打ち方はこうあるべきなのかと考えさせられます。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2132.jpeg
【実戦図:独特な打ち回し】
アルファ碁は黒1から白6と形を決めるのを好んでいるようです。
元々、囲碁AIは手順の長い読みに苦手な側面があり、複雑な定石を選ぶのは稀です。
ただ、そんな囲碁AIが黒7、9のような相手に響く手を選ぶ特徴があるのは不思議ですね。
先を読まずとも、膨大な自己学習により、一手毎の善悪を正確に判断ができるのでしょう。
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2017年06月14日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(14)

アルファ碁の自己対戦を見ていると、様子見に対して素直に受けることが少ないです。
局面全体を最大限に使うのを重視しているようで、スピード重視の打ち方に思えます。
人間は過程や部分的な損得を大切するため、のびのびと打てていないのかもしれません。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図:両カカリの攻防戦】
黒1に手抜いて白2と右下を連打することを選択します。
黒は右下で稼がれた以上の利益を求めるため、黒3と両カカリに回るのは当然の態度。
白4、6に黒7が人間界もよく打たれる手法で、白に迫りながら地を稼ぐ特徴があります。
左上の攻防は黒一手多い状況なので、黒は大きな戦果を求められます。
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2017年06月13日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(13)

第13局はアルファ碁の巧みな技が光った一局と言えるでしょう。
囲碁AIはコウなどが絡む複雑な戦いを苦手としていたが、アルファ碁はコウの活用がうまい。
本局で紹介する戦いの呼吸は参考になると共に、コウ争いのコツを示しているように感じます。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図1:巧みな立ち回り】
黒1のカカリは意欲的な打ち方です。
右下の黒が治まった後に、黒Aと右下の白に働きかけながら右辺の黒陣拡大を狙っています。
白2は穏やかな手で、黒を攻めるというよりは下辺を割ることを重視しています。
黒7まで、無難な序盤戦となりましたが、次の一手から局面が大きく動きます。
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posted by okao at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピューター囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする