2017年07月12日

ミニ中国流の打ち方(2)

最近はミニ中国流よりも、一路小目の方に近づけた改良版を打つことが多いです。
というのも、ミニ中国流では黒にとって不都合に感じる変化が数多く存在するからです。
それなら改良版の打ち方を学んだ方が効率良いのでは?と思う方もいると思います。
しかし、進化した過程を知らないと配置の良さが分からないまま打つことになるので、
遠回りだとしても、過去を学んでおいた方が後々の理解が早まると自分は考えています。

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【テーマ図:強硬な押さえ込み】
白2のスベリに黒3と押さえ込むのは強気な態度です。
白Aの傷が気になりますが、成立するなら右下隅を効率よく固める強手となり得ます。
黒の強硬策に白はどう応じていくべきか、検証していきます。
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2017年07月11日

ミニ中国流の打ち方(1)

囲碁AIの話題が一段落したので、ミニ中国流の打ち方を数回に分けて紹介していきます。
プロアマ問わず多く打たれている布石の一つで、愛用している方も多いそうです。
実戦で打たれることが多いので、知識があると序盤で差をつけられるかもしれません。

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【基本形:ミニ中国流の構え】
黒3から7の構えがミニ中国流の布陣です。
この布石は相手の力を利用して、下辺を地模様にできる特徴があります。
ある程度定型化された打ち方があり、布石が苦手な方でも使いこなせる打ち方です。
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2017年07月10日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(23)

最近、中国の囲碁放送でアルファ碁自己対戦50局以外の棋譜解説が行われました。
公開された場所はこちらで、一局ずつ丁寧に解説されているので興味ある方はご覧ください。
ただし、一局につき約2時間ある上に全て中国語解説なため、結構な根気を要します。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図:アルファ碁ワールド】
そろそろ見慣れたかと思いますが、当然のように白6と三々に入っていきます。
アルファ碁の自己対戦50局を見返しても三々に入らない方が珍しいくらいの頻度です。
ただ、一年前に打った手法を打たなくなったので、今の手法もいずれ廃れるのでしょう。
未開の戦術があると思うと、これからの展望に期待が膨らみますね。
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2017年07月09日

棋力向上の詰碁63

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【黒先黒生:中級~上級者】
範囲の狭い詰碁ですが、安易な手を選ぶと簡単に取られてしまいます。
こうした形を決められるようになれば、徐々に実戦での勝率も上がるはずです。
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2017年07月08日

明日の放送

今日の大会は無事に全勝できたので、明日は12時半~13時頃に放送を行う予定です。
内容は対局主体ですが、今回は囲碁AIの仕組みを図を用いながら解説しようと思ってます。
ただ、生放送では遅延が少なからず発生するので、質問等にすぐ反応できないかもしれません。
現在は囲碁AIの仕組み、打ち方をまとめた動画を作成しているので、出来次第参照ください。
※大会が挟んだ都合上、画質などは前回同様の仕様なのでご了承ください。

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2017年07月07日

棋力向上の詰碁62

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【黒先白死:上級~有段者】
見た目は白生きに見えますが、丁寧に読むと守りが不完全なことに気づきます。
直接攻めるべきか、外から行くべきか、難しいところです。
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2017年07月06日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(22)

第22局はこちらで紹介した棋譜と全く同じ布石を打っています。
囲碁AIの自己対戦では、何度も同型の形を繰り返して経験値を貯めていきます。
人間的には非効率的な方法に思えますが、膨大な計算能力があるので成立します。
これからは囲碁AIに計算分野を任せ、人間は良い手段を抽出する流れになりそうです。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図1:力強いゾーンプレス】
黒5までは前回と同様な進行となっています。
一見すると、右辺の黒陣が深いため、黒打ちやすい碁形に見えます。
しかし、アルファ碁は右辺がどんなに固まろうとも、白6と隅に入る傾向は変わりません。
序盤早々、星に対して三々に入る手法が有力であると認識している証拠でしょう。
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2017年07月05日

棋力向上の詰碁61

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【黒先白死:中級~上級者】
白の懐は狭いように見えますが、仕留め方は一通りしかありません。
細心の注意を払ってしっかり取り切ってください。
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2017年07月04日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(21)

今日も囲碁AIの対局を観戦していると、なんと井山6冠がZENと対戦してました。
序盤は均衡を保っていたものの、中盤でZENが攻勢に転じて井山6冠の大石を仕留めます。
ZENは終盤で緩む短所はありますが、他の囲碁AIよりも攻めが鋭いように思えます。
今なら幽玄の間に棋譜が残っているので、ぜひご覧ください。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図:絶妙なバランス感覚】
黒5を利かしてから黒7と構えるのがアルファ碁流。
人間の場合は右下に模様を張ることを意識して、黒5ではAと打つことがほとんどです。
右下の小目を拠点に勢力圏を広げる方がより深い模様を築けると考えているからです。
白8は右下の黒陣を固めてしまいますが、模様はいくらでも荒らせると見ているようです。
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2017年07月03日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(20)

野狐囲碁では中国の囲碁AI・驪竜が棋士達と打ち始めています。
秒読み60秒×3回で十分時間を設けているにも関わらず、次々に倒されて行っています。
ただ、今日の対局で両コウ生きの形を序盤から終盤にかけて抜き続ける現象が起こりました。
人間にはほぼ負けない囲碁AIですが、時折信じられない誤認識が発生するようです。
強さは十分ですが、少なからず改善すべき点はあるように思えます。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図:アルファ碁流の布石】
白1に黒2、4と受けるのはアルファ碁初の手法です。
右下の白陣を固めてしまうが、黒6から8と白の発展性を削げば黒十分と見ているようです。
確かに白Aを見られても、全局的に白石を下辺に偏らせた打ち方は黒悪くないように見えます。
今回は左辺と上辺が同価値に近いので、黒10の三々は有力そうですが、使い方にはご注意を。
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2017年07月02日

棋力向上の詰碁60

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【黒先黒生:上級~有段者】
基本死活を把握していれば、何をすべきか見えてくるはずです。
実戦でも応用の利く形なので、解けるようになりたいところ。
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2017年07月01日

国際的なインターネット

今日の放送ではマイクの出力に成功したので次は画質向上などを設定していきたいと思います。
また、海外の方にも見てもらう機会もあり、英語がしゃべれないといけないと感じましたね。
多くの方に放送を見てもらえるよう、少しずつ改善していきます。
※今日の放送タイムシフトはこちら
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2017年06月30日

棋力向上の詰碁59

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【黒先黒生:上級~有段者】
部分的にはスペースが足りない形ですが、外側の具合をうまく利用すると活路を見出せます。
どこに白石を誘導するとダメヅマリに導けるか考えると、答えにたどり着けるかもしれません。
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2017年06月29日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(19)

囲碁AIにより、今まで常識とされた打ち方が否定されるものも増えてきました。
ただし、囲碁AIの手法を真似ても勝率が上がる訳ではないことを留意しなければなりません。
なぜなら、人間的な発想でない石の流れで一局を打ち切るのは想像以上に大変だからです。
大切なのは、分からないことを探し、自分なりの答えを見つけることだと私が考えている。
さて、対局を振り返っていきます。(6/30 23:59、一部図を修正しました)

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【実戦図:考え方の変異】
黒5に白6と構えるのは黒Aのツケが残るため、白甘いと言われていました。
黒7と三々に入るのも以前では考えられない手で、根本的に碁の考え方が違うようです。
自己対戦50局を見た印象は、相手に価値の高い場を与えない工夫している感じでした。
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2017年06月28日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(18)

囲碁AIの打ち方が主流となっていましたが、少しずつ落ち着いてきたように思えます。
一時的に良くなっても、先の打ち方が正確に打てる前提での戦術はやはり不安になります。
人間はそれぞれの棋風にあったものを選ばないと勝利に結びつきにくいようです。
さて、対局を振り返っていきます。

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【実戦図:玄妙な打ち回し】
白1と黒2を交換してから白3とツケるのがアルファ碁流の打ち方。
右下のように狭いシマリの場合は、すぐに利かしていくのが囲碁AIの特徴です。
人間的には序盤から形を決めるのは勿体ないように思えるため、中々真似できません。
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