2017年09月22日

第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第4戦

本日、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第4戦が行われた。
日本の許家元四段と韓国の申旻埈六段の対決は申六段の巧みなシノギで白中押し勝ちを収めた。
以下に第1ラウンド終了時の戦況をまとめたので参照ください。

【日本】井山裕太九段、山下敬吾九段、一力遼七段
【中国】柯潔九段、陳耀燁九段、党毅飛九段
【韓国】金志錫九段、朴廷桓九段、申眞諝八段、申旻埈六段(4連勝)、金明訓五段


韓国は無傷の4連勝を果たし、幸先の良いスタートを切ることができた。
ただし、本棋戦は勝ち抜き戦の団体戦、最後の一人が倒れるまで勝負の行方は分からない。
第2ラウンドは11月24日~28日に韓国・釜山で行われるので、日本の巻き返しに期待したい。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2674.jpeg
【実戦図1:足早な石運び】
黒番は許家元四段、白番は申旻埈六段です。
黒1に白2と受けるのが最近流行している受け方の一つ。
白Aよりも一路広いので、盤全体を広く使える長所があるのが特徴的だ。
白6も一昔前では珍しいと言われたが、現代はサバキの局面でなくとも打たれるようになった。
戦術の幅が広がる現代では、一つ一つの手法に自分の解釈を添えていくことが大事に思える。
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2017年09月21日

第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3戦

本日、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第3戦が行われた。
中国の周睿羊九段は世界戦常連の棋士だが、韓国の申旻埈六段の勢いを止められず無念の敗退。
明日の第1ラウンド最終戦は、日本の許家元四段と三連勝中の申六段が対決する。
さて、対局を振り返っていきます。

※本棋戦の賞金について
優勝チーム:5億ウォン(約5000万円)
1局の対局料:300万ウォン(約30万円)
連勝ボーナス:3連勝以降、1勝する度に1000万ウォン(約100万円)

囲碁2663.jpeg
【実戦図1:流行形の布石】
黒番は申旻埈六段、白番は周睿羊九段です。
白1に黒2、4と受けるのがアルファ碁流の打ち方の一つ。
白5と守られて悪戯に白を固めた格好に見えるが、黒6から8と上から利かすのが黒の狙い。
白は上辺に偏った配石となっており、全局的に盤を広く使っている黒が勝るという打ち方だ。
現代の碁は広い視野で局面を評価する力がないと、あっと言う間に置き去りにされる。
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2017年09月20日

第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第2戦

本日、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第2戦が行われた。
対局の組み合わせは日本の余正麒七段と第1戦を制した韓国の申旻埈六段。
序盤から互いに三々へ入るアルファ碁的な石運びで、昔では考えられない進行を辿る。
中盤のねじり合いで申旻埈六段のシノギが決まり、黒中押し勝ちを収めた。

2連勝の申旻埈六段は明日の第3戦で中国の周睿羊九段と対決する。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2646.jpeg
【実戦図1:アルファ碁流の序盤】
黒番が申旻埈六段、白番は余正麒七段です。
序盤早々、黒5と三々に入るのが大流行している打ち方。
人間だけでは気づかない打ち方で、囲碁AIを活用した功績の一つと言えるでしょう。
ここ数年で考えられなかった発想が生まれ、戦術の幅が大きく広がりました。
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2017年09月19日

第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第1戦

本日、第19回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦が開幕した。
第1ラウンドは9月19日~9月22日の4日間、中国の瀋陽で行われる。
持時間は1時間+秒読み1分1回(コミ6目半)と、プロ棋戦としては早碁の部類に入る団体戦。
本棋戦は国同士の対決ということもあり、棋士達は普段以上にプレッシャーがかかるという。
下記に今期の出場棋士を国別にまとめたので参照ください。

【日本】井山裕太九段、山下敬吾九段、一力遼七段、余正麒七段、許家元四段
【中国】柯潔九段、陳耀燁九段、周睿羊九段、党毅飛九段、范廷鈺九段
【韓国】金志錫九段、朴廷桓九段、申眞諝八段、申旻埈六段、金明訓五段


第1戦は中国の范廷鈺九段と韓国の申旻埈六段の対決となった。
范廷鈺九段は前回7連勝の新記録を打ち出した棋士で今回も活躍が期待されるも、
新鋭の申旻埈六段が厳しい追い上げを退け、白番3目半勝ちを収めた。
明日の第2戦は余正麒七段vs申旻埈六段の組み合わせとなった。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2633.jpeg
【実戦図1:柔軟な大局観】
黒番が范廷鈺九段、白番が申旻埈六段です。
黒1に白Aなどと左上隅を守れば無難だが、白2と足早に展開。
左上の白の不備を咎めるため、黒3とツメていくのは当然の態度。
しかし、白4が黒の追及を緩和する面白い手法で、黒は応手に悩まされる。
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2017年09月07日

第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会、32強戦3回戦

本日、第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会の32強戦2回戦が行われました。
小松英樹九段は敗れたものの、井山裕太九段と山下敬吾九段は勝利し、16強戦に駒を進めた。
本棋戦で日本棋士が16強に残ったのは3年ぶりで、更なる飛躍に期待が膨らみます。
以下に組み合わせと結果をまとめました。(左側が勝者)

【A組】井山裕太九段―范蘊若六段
【B組】柁嘉熹九段―申旻埈六段
【C組】童夢成六段―朴進率八段
【D組】安成浚七段―薛冠華二段
【E組】山下敬吾九段―陳梓健四段
【F組】陳耀燁九段―小松英樹九段
【G組】朴永訓九段―卞相壹六段
【H組】辜梓豪五段―李東勲八段


日本棋士の16強戦は、井山裕太九段vs申眞諝八段、山下敬吾九段vs童夢成六段です。
どちらも世界戦で名前をよく見る棋士で厳しい戦いになることが予想されます。
16強戦と8強戦は9月25、26日に行われる予定だ。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2590.jpeg
【山下敬吾九段(黒)―陳梓健四段】
黒1のツケは右辺の白一団にモタレつつ、下辺一帯の黒陣をまとめる狙いです。
白Aなどと緩めるのは黒Bで効果的に下辺が固まるため、白は強く反発する必要があります。
ただし、下辺には黒が控えているので、中央での戦いは黒歓迎です。
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2017年09月06日

第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会、32強戦2回戦

本日、第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会の32強戦2回戦が行われました。
以下に組み合わせと結果をまとめました。(左側が勝者)

【A組】宋泰坤九段―范蘊若六段、井山裕太九段―Mateusz.S初段
【B組】柯潔九段―申旻埈六段、柁嘉熹九段―韓態熙六段
【C組】唐韋星九段―童夢成六段、朴進率八段―徐奉洙九段
【D組】申眞諝八段―安成浚七段、薛冠華二段―黒嘉嘉七段
【E組】李世乭九段―山下敬吾九段、陳梓健四段―李赫五段
【F組】安国鉉八段―小松英樹九段、陳耀燁九段―金彩瑛三段
【G組】趙晨宇四段―朴永訓九段、卞相壹六段―楊鼎新五段
【H組】朴廷桓九段―李東勲八段、辜梓豪五段―李維清四段


日本勢はそれぞれ1勝1敗となり、明日行われる3回戦に勝てば16強に駒を進められます。
世界に日本の存在感を示すためにも、勝ち残ってほしいところですね。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2585.jpeg
【李東勲八段(黒)vs朴廷桓九段】
黒1と手堅く構えて、左下の白の厚みが活きにくい碁形を目指しています。
左辺の価値が低くなっているので、白2から4と下辺に厚く打つのが好判断です。
黒の意図を崩しながら、黒に価値の低い左辺を打たせる碁形に誘導しています。
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2017年09月05日

第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会、32強戦1回戦

本日、第22回三星火災杯世界囲碁マスターズ大会の本戦が開幕しました。
32強戦は4人1組に分かれ、2勝した者が枠抜けするダブルエリミネーション方式です。
日本からは井山裕太九段、山下敬吾九段、小松英樹九段が出場しました。
以下に組み合わせと結果をまとめました。(左側が勝者)

【A組】范蘊若六段―井山裕太九段、宋泰坤九段―Mateusz.S初段
【B組】柯潔九段―韓態熙六段、申旻埈六段―柁嘉熹九段
【C組】童夢成六段―朴進率八段、唐韋星九段―徐奉洙九段
【D組】申眞諝八段―薛冠華二段、安成浚七段―黒嘉嘉七段
【E組】李世乭九段―陳梓健四段、山下敬吾九段―李赫五段
【F組】安国鉉八段―陳耀燁九段、小松英樹九段―金彩瑛三段
【G組】朴永訓九段―楊鼎新五段、趙晨宇四段―卞相壹六段
【H組】李東勲八段―李維清四段、朴廷桓九段―辜梓豪五段


山下九段と小松九段が勝利し、枠抜けに王手をかけました。
井山九段は緒戦こそ落としたものの、残り2戦を勝てば16強に残れるので頑張ってほしい。
また、対局中に徐奉洙九段が唐韋星九段の頻発する扇子の音に不快感を覚え、審判に抗議した。
結果として、棋士全員の扇子を回収する処置が取られたようだ。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2572.jpeg
【山下敬吾九段(黒)vs李赫五段】
黒1、3はサバキを求める常套手段。
白の勢力圏で簡単に収まられないよう、白4から6と応戦しますが黒7が面白い手でした。
Aの切りを遠目で見られているので、白は強く反発できないようです。
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2017年08月26日

第3回夢百合杯世界囲碁オープン戦8強戦

本日、第3回夢百合杯世界囲碁オープン戦の8強戦が行われました。
組み合わせは以下のようになりました。(左側が勝者)
謝科三段―廖元赫五段、白半目勝ち
李軒豪七段―黃昕四段、黒中押し勝ち
朴永訓九段―范蘊若六段、白中押し勝ち
朴廷桓九段―陳梓健五段、黒中押し勝ち


準決勝三番勝負は李軒豪七段vs朴永訓九段、謝科三段vs朴廷桓九段と中韓対決になりました。
最近、世界戦は中国の独壇場となっているので韓国としては風穴を空けたい気持ちが強いはず。
準決勝は11月17、19、20の三日間、中国貴州で行われる予定です。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2540.jpeg
【朴廷桓九段(黒)vs陳梓健五段】
僅かに白良しの形勢だったが、白1に黒2のワリ込みが鋭い手筋で逆転します。
一手のミスで大きな差が生じてしまうのが、中終盤の怖さの一つです。
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2017年08月24日

第3回夢百合杯世界囲碁オープン戦16強戦

本日、第3回夢百合杯世界囲碁オープン戦の16強戦が行われました。
組み合わせは以下のようになりました。(左側が勝者)
謝科三段―檀嘯八段、黒半目勝ち
黃昕四段―李世乭九段、白中押し勝ち
朴廷桓九段―柯潔九段、白2目半勝ち
陳梓健五段―何暘初段、白中押し勝ち
廖元赫五段―戎毅五段、白中押し勝ち
范蘊若六段―汪濤六段、白中押し勝ち
朴永訓九段―王昊洋六段、白中押し勝ち
李軒豪六段―李立言初段、黒中押し勝ち


今回は柯潔九段を始め、檀嘯八段、李世乭九段など優勝候補が次々に敗退しています。
世界戦本戦はどの棋士が勝ち上がってきても不思議ではないレベルの戦いですが、
少しずつ、世界戦常連の勢力図が変わりつつあるように思えます。
明後日に行われる8強戦で誰が駒を進めてくるか、注目ですね。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2530.jpeg
【柯潔九段(黒)vs朴廷桓九段】
白1、3と形を決めてから、白5と相手の応手を利くのが最近の流行形。
右上の変化に応じて、AやBなどの守り方を工夫できるのが白の自慢です。
黒は白の意図を崩したいですが、見た目以上難しい手です。(こちらの記事参照)
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2017年06月21日

第3回夢百合杯世界オープン戦32強戦

本日、第3回夢百合杯世界オープン戦の32強戦が行われました。
日本は高尾紳路九段と河野臨九段が出場するも、中国の壁に阻まれ無念の敗退となった。
囲碁AIのZENは序盤から大胆な作戦を展開するが、明らかな悪手を打ち出してしまう。
コウ材を無駄に消費したことにより終盤のコウ争いで大いに後退し、半目負けを喫した。
相変わらず、悪い癖が治り切っていないようで、まだまだ課題が山積している。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2165.jpeg
【李世乭九段(黒)vs崔哲瀚九段】
単に黒1とヒラくのは今では珍しい打ち方。
白2が手堅い手で▲の活力が失われるため、後の打ち方が難しいと言われているからです。
黒3と右上を大きく広げた手に対し、白4から模様を削りに行ったのが面白い手でした。
囲碁AIが用いたことにより、こうした手法が様々な局面で見られるようになっています。
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2017年06月20日

第3回夢百合杯世界オープン戦64強戦(2)

前回はZENの対局を丁寧に見たので、今回は人間の棋譜を確認していきます。
どの碁を見ても、少なからず囲碁AIの影響を受けているような一面を感じます。
囲碁AIの発想を意図的に実戦で用いて、打ち筋の呼吸を直に掴もうとしているからでしょう。
分からないことだらけですが、それでも新手法を取り入れようとする貪欲さは流石ですね。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2156.jpeg
【王昊洋六段(黒)vs申真諝八段】
白1、3の形はアルファ碁の自己対戦に似たような形があります。(こちらを参照)
一昔前は小目に対して、白3と直接ツケる手はほぼ考えられませんでした。
ただ、黒の勢力圏を消す上では十分あり得る手で応用の利く戦術の一つだと思います。
現局面は白Aの利きを見られているため、黒も細心の注意を払って応じなくてはなりません。
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2017年06月19日

第3回夢百合杯世界オープン戦64強戦(1)

本日、第3回夢百合杯世界オープン戦の本戦が開幕しました。
日本は高尾紳路九段、河野臨九段、余正麒七段が出場し、高尾九段と河野九段が勝ち進んだ。
6月21日に行われる32強戦は高尾九段vs汪濤六段(中国)、河野九段vs戎毅五段(中国)です。

本棋戦の目玉は囲碁AIのDeepZenGoの参戦でしょう。
緒戦は序盤中盤で韓国の申旻埈五段を圧倒し、終盤に入る頃には大差となっていた。
序盤中盤力の高さは驚異的で、弱点とされている終盤まで持ち堪えるのは至難の業のようだ。
本局も囲碁AI特有の面白い手が出たので、次はどのような碁を見せるか楽しみです。

また、日本棋院が遂にZENを棋士強化に活用することを発表しました!(こちらを参照)
6月21日~12月31日まで幽玄の間で実施するので、一見する価値は大いにあるでしょう。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2148.jpeg
【申旻埈五段(黒)vsDeepZenGo】
黒1に白2と黒3を交換した後、白4と打ったのが人間では考えつかない手でした。
AやBが考えられるが、右上一帯の黒陣が消えてしまうので強く反発したいところ。
こういった手を見ると、改めてZENのバランス感覚は独特だと感じますね。
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2017年05月31日

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦、16強戦

本日、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦16強戦が行われました。
日本の井山裕太九段が世界トップ棋士である周睿羊九段を破り、8強入りを果たした。
ここ数年、日本は世界に後れを取っていただけに、世界戦優勝への期待が膨らみます。
11月13日に行われる8強戦は、井山裕太九段vs楊鼎新五段(中国)です。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2010.jpeg
【朴廷桓九段(黒)vs江維傑九段】
黒1から5に白6のカドに迫るのがアルファ碁手法です。
左辺の黒を固めても二間幅なので惜しくないと見ています。
ただし、黒を強くしてしまう意味もあるので、一長一短な打ち方と言えるでしょう。
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2017年05月29日

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦、32強戦

本日、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦32強戦が行われました。
日本は井山裕太九段、伊田篤史八段、一力遼七段が参戦し、井山と伊田が16強に駒を進めた。
次の対戦も厳しい戦いが予想されるが、日本の存在感を示すためにも頑張ってほしいですね。
5月31日の16強戦は、井山九段vs周睿羊九段(中国)、伊田八段vs申眞諝八段(韓国)です。
今回は序盤早々、三々に入る対局が数局あったので、それを取り上げていきます。

囲碁1980.jpeg
【周睿羊九段(黒)vs金庭賢六段】
白1に黒2、4と右下隅を固めるのがMasterの手法。
白5ではAとツケて下辺を大きく構えるのが主流だが、実戦は穏やかな進行となる。
序盤早々、黒10と三々に入るのはアルファ碁の影響を色濃く受けた打ち方の一つ。
BやCと受けても、白は簡単には良くならないため、大流行しそうだ。
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2017年05月16日

中国甲級リーグ、六日目

本日、中国甲級リーグの6戦目が行われました。
非常に珍しい戦術が多く現れており、碁の打ち方は無限大であると改めて感じました。
今までは考えられなかった打ち方が短期間でこれ程多く見つかっていることからも、
以前よりも碁の進化のスピードが急速に上がっていることがわかります。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁1910.jpeg
【李欽誠九段(黒)vs柯潔九段】
序盤早々、白6と三々に入りました。
一昔前では考えられなかった手法で、多くの方が驚愕するのではないでしょうか。
善悪不明ですが、こうした打ち方が評価される時代がくるかもしれません。
(参考記事はこちらです)
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