2017年07月17日

大ゲイマシマリへの奇襲

最近、小目からの大ケイマシマリに対する面白い手法が様々な局面で打たれています。
今後は定石のよう打たれる可能性が高いため、頭の片隅に入れておきたいところです。

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【テーマ図:大ゲイマジマリへの利かし】
白1、3と右下の形を決めてから白5とツケるのが主流となっています。
大ゲイマシマリは隙の多い構えなので、以前は黒陣を固める悪手と言われてました。
ただ、先の展開を想定すると、非常に有力な戦術であることがわかってきました。
今回は最新系の変化の一部を紹介していきます。
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2017年03月27日

Masterの応用手法

今回は昨日始まった第3回夢百合杯世界オープン戦予選から取り上げます。
どの碁も見所ある対局ですが、その中でも面白いと感じた棋譜の一部を紹介します。

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【実戦図:Masterを彷彿させる手法】
黒番は朴永訓九段、白番は於之瑩五段です。
白6まではよく打たれる定石の一つですが、ここで黒7と三々に入るのが驚きでした。
実は本局に関わらず、星に対して単に三々に入る実戦例が増えてきているのです。
一時前までは考えられなかった手法で、碁の打ち方が大きく変化していることがわかります。
(2つの記事を参照ください。参照記事1参照記事2
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2016年12月26日

打ち込みの攻防(2)

前回に引き続き、打ち込みの攻防を紹介していきます。
今回は状況が変わった場合の優劣と別の手法を解説していきます。

囲碁968.jpeg
【テーマ図:状況で変わる対抗策】
前回と違い、黒は大きな模様を築きにくい碁形なので、白1の打ち込みへの対応が変わります。
碁は状況次第で好手も悪手になる得るため、しっかりとした考え方を身につけることが大切です。
まず、今回は前回の有力策が通じるかから検証していきます。
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2016年12月25日

打ち込みの攻防(1)

今回紹介するのはよくある打ち込みに対する独特な応じ方です。
この攻防は棋力の高い人ほど出現率が高いので、把握しておく必要がある手法でしょう。
数回に分けて解説していこうと思います。

囲碁951.jpeg
【テーマ図:独特な手法】
白1の打ち込みはよくある手だが、黒2とモタレていくのが最近打たれ始めた手法。
左下の白に働きかけて、打ち込んだ石にプレッシャーをかけるのが狙いです。
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2016年11月17日

小目シマリの対策案

小目シマリへの対策として、アルファ碁布石の手法を用いることが非常に多いです。
ただし、中盤の打ち方が難しいため、本当に有力策であったか未だに結論が出ていません。
そこで最近は別の手法が注目され始めています。

囲碁708.jpeg
【テーマ図:見直された手法】
一昔前、白1のカカリは白良くないとされてきました。
なぜなら、黒2は右辺拡大と白の攻めを兼ねた好点となるからです。
ただ、最近は白3から7と根拠を確かめる手法が有力視されており、よく打たれています。
今回はこの変化の一端を紹介していきます。
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2016年11月16日

近代的なコスミツケの手法

一時前までは「星からのコスミツケは石を攻めるために用いる手法である」と言われていました。
しかし、現代では地を手堅く取る手段としても使われるようになり、戦術の幅が広がっています。
今回はどういった手法なのかを簡単に解説していこうかと思います。

囲碁695.jpeg
【テーマ図:現代的なコスミツケ手法】
アルファ碁vs李世乭九段の第2局で用いられた、星からのコスミツケ手法です。
今では誰しも用いている手法で非常に優秀であることがわかっています。
一見すると白2、4は黒を固めた悪手に見えますが、様々な角度から見るとこれが無難です。
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2016年11月15日

考えづらかったサガリの抵抗(9)

前回の変化は若干白良さそうなので、様々な打ち方が模索されています。
今回は試行錯誤されている研究の一端を紹介して、一区切りつけようかと思っています。

囲碁690.jpeg
【テーマ図:隅を押さえ込む変化】
黒1、3を決めた後、黒5と隅を守る変化も打たれ始めています。
右上の白は生きていないので、白も強く反発し過ぎると思わぬ反撃にあいます。
この定石を選択する場合、石の距離感が難しい碁になるため使い手を選びそうです。
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2016年11月13日

考えづらかったサガリの抵抗(8)

前回で白を強く封鎖しようとする変化は黒良くないという結論を得られました。
今回はプロ棋士の棋戦でよく現れる形の特徴や狙いを紹介していきます。

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【テーマ図:相場のワカレ】
黒1に白2のサガリが非常に有力です。
黒3、5と封鎖されますが、白6に黒10と押さえ込めないため、黒7と受けざるを得えない。
白8の出を決めてから白10とマガるのが良い形の決め方で、黒11と受けるなら白12と地を稼ぎます。
これは黒に傷を残しながら、地を稼いで白悪くない展開でしょう。

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2016年10月31日

考えづらかったサガリの抵抗(7)

前回の変化では白良しという結論がでましたので、黒の抵抗を変えて検証していきます。
俗筋の抵抗手段ですが、初見では咎めにくい戦術な気がします。

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【テーマ図:俗筋の応酬】
黒1、3は上辺と右上を同時にシノぐことを目指した抵抗です。
今回、上辺の白のダメが詰まっているので、序盤早々厳しく競り合う必要があります。
妥協案が見出しにくい局面で、初見では打ち続けるのは困難だと思います。
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2016年10月23日

考えづらかったサガリの抵抗(6)

前回の変化も黒のやり過ぎで白良しの結果となりました。
今回は黒が素直に受けた場合、どのような進行になるかを検証していきます。

囲碁405.jpeg
【テーマ図:黒の妥協策への対応】
黒1とノビで受けた場合を検証していきます。
白はアテから黒の形を崩したくなりますが、ここは白2、4と出切るのが良いようです。
この形になるとAが利いているので、隅の死活の不安要素が消えています。
黒7までとなった時、右辺の白二子をどう動き出すかが焦点になりました。
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2016年10月09日

考えづらかったサガリの抵抗(5)

前回より、隅の白を取りにいく変化は白良しということがわかりました。
今回は中央の黒石が動いた場合を検証していきます。

囲碁253.jpeg
【テーマ図:黒の逃げ出し】
白1の押しに黒2と逃げ出した場合を検証していきます。
白は右辺の攻防から右上の白の生きを確保することを目指します。

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2016年10月08日

考えづらかったサガリの抵抗(4)

前回は黒の応手が誤りではっきり白有利なワカレとなりました。
黒が正しく受けた場合どうなるかを検証していきます。

囲碁242.jpeg
【テーマ図:研究の出発点】
黒1と押さえ込む場合は白2に黒3と引かなければなりません。
白はここから黒の形をどう崩していくかが焦点になります。
今回も局面全体に波及する変化に進んでいきます。

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2016年10月07日

考えづらかったサガリの抵抗(3)

前回は形を崩すことを急いだため、白うまくいきませんでした。
そこで今回は少し手順を変えて形を崩すことを目指します。

囲碁233.jpeg
【テーマ図:手順を変える手法】
白1のサガリに黒2から4と封鎖する手が成立するかが焦点になります。
前回は直接白Aから形を崩そうとしましたが、白うまく行かないことがわかりました。
白6と相手の態度を伺いながら隅を補強しなければならないようです。
まずは黒が強く応じてきた場合の変化を検証していきます。

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2016年09月22日

考えづらかったサガリの抵抗(2)

前回の続きから検証していきます。
黒は受けてばかりでは良くならないことがわかったので、
今回は強く反発して、激しく戦う変化を解説していきます。
いろいろ考えたんですが、どうも今回の白の新手はうまくいかない気がします。

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【ハネの反発】
黒4のハネで打った場合を検証していきます。
これはAの切りを守りながら右辺を広げる頑張った手です。
白5の切りがうまくいかないと白良くありません。
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2016年09月19日

考えづらかったサガリの抵抗(1)

プロ棋戦でも時々出てくるようになった変化を紹介します。
従来は考えにくい変化でしたが、ネット碁ではかなり実戦例がありました。
今回は数回に分けて検証していきます。

囲碁001.jpeg
【考えづらかったサガリ】
普通は黒1には素直に遮るくらいです。
しかし、外周の味を残すために白2とサガる変化を打たれるようになりました。
白の眼形も薄くなっていそうですが、意外と難しくなります。
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