2017年08月01日

スソバライの攻防戦

囲碁AIの対局を見ていると、人間が良しとした変化が悉く否定されています。
どうやら、間違った進化を遂げた形も多くあるようで、見直さなければなりません。
今回はその一部を紹介していきます。

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【テーマ図:柔軟な反撃術】
黒1に白2のスソバライで受けるのも一策です。
黒Aと手堅く守れば無難ですが、黒3と広く構えるのもあるようです。
昔は白4が好手で白悪くないと評価されたが、先の展開を想定すると黒戦えるように思えます。
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2017年05月02日

囲碁AI流、ミニ中国流崩し

最近はプロアマ問わず、囲碁AIの戦術を採用する傾向となっています。
実際、今まで考えづらかった手法や定石が見直され、碁の打ち方が大きく進化しています。
今日紹介するミニ中国流対策も悪いと言われていただけに、新鮮な石運びでした。

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【実戦図:踏み込みの攻防】
黒番が洪性志九段、白番は絶芸です。
白2、4は黒Aの薄みが残るため、白は守りになっておらず黒良しと言われていました。
しかし、黒5に白6と踏み込まれて掴み所のない石となり、黒の攻めが難しくなっています。
ミニ中国流への対策として、十分期待できる戦術の一つだと思います。
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2017年04月02日

オススメ布石の周辺(1)

今回はMasterの手法を応用したオススメ布石を紹介します。
複雑な変化が少ない部類の打ち方なので、すぐにでも実戦に使えると思います。

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【テーマ図:全局的な展開重視】
黒5のカカリを利かしてから黒7と構えるのがオススメです。
右下の構えはスカスカなので、相手の力をうまく利用して局面広く使う技術が必要になります。
難しいように思えますが、先の展開を想定すると簡明に主導権を握ることができます。
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2017年03月07日

三々定石の再評価

現代の碁では定石という定石がない中、未だに打たれるものはいくつかあります。
その一つが「星の三々定石」でしたが、少しずつ見直さなければならなくなっています。
原因はMasterの影響で、定石の在り方にも囲碁AIが絡んできているのが現状です。

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【テーマ図:定石に疑問を持つ】
これは有名な定石の一つで、級位者の方でもマスターできる変化です。
しかし、囲碁AIが新たな打ち方を示し、無難に思えた進行に改善が求められてます。
一見、どの手も疑問に感じられませんが、検証すると悪手を打っていた可能性が浮上します。
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2017年03月05日

囲碁AIから学ぶ打ち方(7)

囲碁AIの打ち方を見ると、今までの発想や考え方が曖昧だったものだと痛感します。
本日紹介する碁も悪いとされた手法を用いており、人間の認識が甘いことを示しました。
それぞれの形に対し、再評価する必要が出てきたようです。

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【テーマ図:常識破壊の定石選択】
黒番は楊鼎新三段、白番は絶芸です。
黒7と白8を交換してから、黒9と打つのが好手に見えます。
白Aは黒のシチョウが良いため黒戦えそうですし、白Bは黒に厚みを与えて白良くないです。
囲碁AIがこの局面をどう切り開いていくか、気になるところです。
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2017年03月03日

囲碁AIから学ぶ打ち方(6)

本日も囲碁AIの絶芸が打った棋譜から題材を取り上げていきます。
最近は毎日のように打っていますが、どの碁も大局観溢れる碁で参考になります。
棋理に準じた打ち方をする一方、柔軟な一面も見せる囲碁AIは緩急自在な打ち手に思えます。
さて、今回紹介する対局は腐った石を有効活用し、優勢を築くサバキの好局です。
どんな石も抜き去られない限り、働かせる余地はあるのだと再確認できました。

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【テーマ図:囲碁AIの中国流】
黒番は絶芸、白番は胡耀宇八段です。
白1と下辺を割るのは中国流の布石でよく打たれる戦術の一つ。
黒2に白3は手堅い手で、左下の黒を攻めるというよりは自身を補強する意味合いが強いです。
白を十分強くして、右下の黒陣を薄くするのが白の意図する進行です。
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2017年03月01日

囲碁AIから学ぶ打ち方(5)

Masterが得意な肩ツキは応用しやすい手なので、多くの方が有効に扱うことに成功してます。
今回は囲碁AIが打った手の中でも、目新しい戦術を用いた対局を紹介していきます。
碁の在り方が変わる可能性のある打ち方なので、ぜひご覧ください。

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【テーマ図:衝撃の四間ビラキ】
黒番が絶芸、白番が朴廷桓九段です。
黒7までは実戦例の多い進行ですが、白8と大きくヒラいたのが珍しい手法。
Masterの新戦術でどういった意図があるか、未だに解明されてない形の一つです。
ただ、日本の囲碁AIであるZENも同じ形を打つことがあり、何かしらの理屈はある模様。
右辺はスカスカに見えるが、隙だらけの形をあえて囲碁AIは選んでいるように思えるのです。
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2017年02月28日

囲碁AIから学ぶ打ち方(4)

最近、中国の囲碁AI「絶芸」が野狐囲碁でトップ棋士達を蹂躙しています。
目新しい手法や発想もありますが、基本的には大局観で相手を圧倒する打ち方をしてます。
部分的な損得や形ができるまでの過程を考えすぎず、結果を評価する方が良いかもしれません。
今回紹介する局面も、定石と言われた打ち方を破壊した面白い打ち方です。

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【テーマ図:大ナダレ定石の周辺】
黒番が絶芸、白番は芈昱廷九段です。
黒1のツケは人間界でもよく打たれている手法の一つ。
白2から6と大ナダレの形に導き、序盤から読み合いを挑んだ局面です。
ただし、絶芸は驚きの簡明策で右下の攻防をアッサリ打ち切ってしまいます。
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2017年02月17日

囲碁AIから学ぶ打ち方(3)

野狐囲碁の対局を観戦していても「肩ツキ」の手法が多く用いられています。
中央の主導権を握ることへの比重が高くなったからでしょうか。
今回も肩ツキの実戦例を紹介していきます。

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【テーマ図:積極的な守り方】
黒9に白10と受けたのが面白い手法でした。
中央を厚くして右辺の打ち込みを自然に緩和しようとする意図があります。
黒の応手に対して、白はどのような構想を描いているのか、解説していきます。
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2017年02月10日

囲碁AIから学ぶ打ち方(2)

前回に引き続き「肩ツキ」の応用を紹介していきます。
簡明な手であるが故に、大局的な打ち回しが要求されるため、難易度の高い戦術と言えます。
ただし、難しい読みや技術を必要としないので、楽に勝てるようになるかもしれません。

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【テーマ図:様子見の肩ツキ】
白8に黒9と受けた瞬間、白10と肩ツイていく手法があります。
黒の応手を見てから打ち方を変えられるのが強みで、この碁形に限らず打たれるようになった。
白はどういった構想を用意しているのか、紐解いていきます。
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2017年02月09日

囲碁AIから学ぶ打ち方(1)

本日から囲碁AIが用いた手をどう応用すべきか紹介していきます。
形を真似すること自体は誰でもできますが、全局的なバランスを考慮した打ち方は難しいです。
このシリーズを見て、少しでも碁の打ち方の幅が広がれば幸いです。

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【テーマ図:先の見えない肩ツキ】
黒5までの進行はよく打たれる布石の一つです。
ここで、序盤早々に白6と肩ツイていく手法があるので紹介していきます。
Masterは肩ツキを打つことが多いため、この碁形に限らず、様々な形で試用されています。
今回の手法はどういった流れを目指している手法なのか、簡単に解説していきます。
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2016年12月03日

地に辛い配石の狙い

今回紹介する布石は地に辛い配石の変化です。
一時前に話題になった打ち方ですが、対策が見つかったため打たれなくなったものです。
しかし、中国の甲級リーグで似た形をした対局を見かけたので改めてまとめることにしました。

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【テーマ図:不自然な配石】
黒1は地に辛い構え方で今でも用いられることがあります。
しかし、白2に黒3と受けるのは下辺に黒石が偏るため、黒良くないと見るものです。
安易に考えず、黒の狙いを正しく把握して局面を有利に打ち進めたいところです。
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2016年09月10日

低く構える意図

今日、たくさん対局をしたのですが、
どうも読み落としと錯覚がひどくていけませんね。
詰碁を少しずつ行って、手を読む訓練をしていこうかと思います。
さて、今日紹介するのは最近では珍しい低い構えの布石形です。

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下辺の黒の構えは低く、バランスが悪い恰好をしています。
その感覚自体は正常でこれはあまり黒良くないです。
ただし、相手の罠があるので注意深く臨みましょう。
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2016年09月09日

級位者向けの布石紹介

ルールを覚えたばかりの初級者は19路の盤面が広くて困惑するかと思います。
そこで今回は方針がある程度決まっている布石を紹介します。
大切なのは布石の手順を覚えることではありません。
どういった方針で打つべきなのかをイメージすることです。

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【中央重視の三連星】
これは三連星と言われる布石で中央に模様を築く方針で打たれることがほとんどです。
多くの方が「始めはこの布石が良いよ」と薦める布石ですね。
理由の一つは方針を大きく崩さなくて良いからです。
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