2017年06月14日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(14)

アルファ碁の自己対戦を見ていると、様子見に対して素直に受けることが少ないです。
局面全体を最大限に使うのを重視しているようで、スピード重視の打ち方に思えます。
人間は過程や部分的な損得を大切するため、のびのびと打てていないのかもしれません。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2124.jpeg
【実戦図:両カカリの攻防戦】
黒1に手抜いて白2と右下を連打することを選択します。
黒は右下で稼がれた以上の利益を求めるため、黒3と両カカリに回るのは当然の態度。
白4、6に黒7が人間界もよく打たれる手法で、白に迫りながら地を稼ぐ特徴があります。
左上の攻防は黒一手多い状況なので、黒は大きな戦果を求められます。

囲碁2125.jpeg
白8、10は強気の受けです。
Aの傷が気になるところだが、黒もBの断点があるためすぐに決行できません。
黒11がアルファ碁の構え方で、上辺の黒を補強しつつ左上の白の攻めを残しています。
左上の白をどうサバくかが、序盤の焦点となりました。

囲碁2126.jpeg
白12の肩ツキからサバキの調子を求めます。
当然、黒13から15と裂いてきますが、白16のツケが筋のようで黒強く反発できません。
中央が厚くなると白Aが現実的な狙いとなるため、黒は左辺を補強する必要があります。

囲碁2127.jpeg
黒17から21は苦心の打ち回しです。
Aを残しながら左辺を守れましたが、白18から20と力強く裂かれたため黒不満です。
黒は中央のラインを突破し、攻勢に転じたいところですが・・・。

囲碁2128.jpeg
黒23と分断した直後、白26から28と唐突に左辺へ働きかけます。
Aの傷さえ解消できれば、左上の白をシノぐのは容易になります。
また、上辺の黒も強い石ではないため、上辺の白を厳しく攻めづらく格好となります。
左上の補強が間接的に上辺の白を守る働きにも繋がっているようです。

囲碁2130.jpeg
黒29に白30を決めるのは損ですが、AやBの利きが生じるため白悪くないようです。
白はAを補強できたので、白34と上辺の眼を奪いつつ左上の根拠確保を目指します。

囲碁2131.jpeg
黒35に白36と飲み込んだの大きく、白成功しているように見えます。
上辺の黒はまだはっきりしないため、黒37と守らざるを得ないようです。
続いて、白38から42と手堅く整形すれば、白打ち回した格好と言えるでしょう。
左上を連打した割には、黒の得たものは少ないように感じます。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回の碁は全体的に難しい内容の碁なので、簡単な記事でまとめました。
正直、わからないことばかりで参考図を出せずに終わりましたorz
中盤以降も謎の攻防が多く、時間がある方はぜひ鑑賞してほしいです。
posted by okao at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピューター囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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