2017年06月11日

アルファ碁自己対戦棋譜解析(12)

囲碁AIは人間的な発想では到底思いつかない手法を次々に用いています。
理由の一つは、囲碁AIが先の打ち方を示してくれたので心置きなく使えるからでしょう。
また、棋譜を見ると石の流れが非常に素晴らしいため、真似したくなってくるのです。
善悪は定かではありませんが、囲碁AIの碁は人を引きつける魅力があるようです。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2101.jpeg
【実戦図1:囲碁AIの世界】
黒3から7と下辺に黒陣を築いたにも関わらず、白8と三々に入っていきます。
後手を引くと、黒陣が深くなる可能性もあり、人間的には怖い打ち方に思えます。
しかし、アルファ碁はこの局面に限らず、三々に入ることが多く有力と見ているようです。
序盤から狭い所に入るのは良くないと考えられただけに、多くの方が関心を寄せています。

囲碁2102.jpeg
黒9から15と右辺に対して厚みを築くのが自然な石運び。
昔は白Aを決めていましたが、黒を必要以上に厚くするため場合の手となりました。
白16とワリ打ちが面白い位置で、黒はBかCのどちらを選択すべきか悩ましい所です。

囲碁2103.jpeg
黒17のツケは驚愕の一手でした。
自分から動くと相手に先回りされるので、逆に相手の態度を聞く発想です。
白18に黒19から23と下辺の模様を広げて黒好調に見えたが・・・。

囲碁2104.jpeg
白24のカカリを利かしてから白26と右辺を手堅く守ったのが面白い応酬です。
続いて、黒Aと封鎖しても白BやCが残るので、黒も右下の手入れが難しい。
かと言って、隅から手を入れるのは、白に下辺の模様を消されて黒良くないです。

囲碁2105.jpeg
黒は△を対処していると出遅れるため、黒27と隅に入っていきます。
黒33に白Aは黒Bと下辺を固めながら隅を守られて黒悪くない展開だが・・・。

囲碁2106.jpeg
白34、36と反撃したのが好手でした。
AとBが見合いで傷を守られているため、黒37などと隅を守る必要があります。
白38まで、右下の黒陣を消しつつ、左下の黒を攻める展開となり白好調です。
下辺は黒有利な場に見えましたが、気づけば白が制圧している碁形となりました。
結果、白中押し勝ち。

囲碁2107.jpeg
【参考図1:ツメの方向1】
白1に黒2と右下を広げた場合、白3から5とヒラいて白悪くなさそうです。
Aと右上の形を崩す手とBやCなどと下辺の黒陣を荒らす手が見合いで黒大変そう。

囲碁2108.jpeg
【参考図2:ツメの方向2】
黒2と逆から詰めるのは白3、5と右辺を補強しながら黒の厚みを消して白十分。
黒6から10と右上を固められても、白11と中央を厚くすれば下辺の黒陣も薄くなる。

囲碁2109.jpeg
【参考図3:反動が厳しい】
黒2と根拠を奪うのは、白3から7と下辺を消す調子を与えて黒ツライ展開。
反動が強すぎるため、厳しく追及するのは黒良くないようです。

「編集後記」
今日の大会は予選突破できたので、再来週の県大会に進むことができました。
シード権を取れていると、体力的にはかなり楽になりましたね。
再来週も勝ち進めるよう準備を進めていきたいと思います。
posted by okao at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピューター囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/450777401
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック