2017年05月31日

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦、16強戦

本日、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦16強戦が行われました。
日本の井山裕太九段が世界トップ棋士である周睿羊九段を破り、8強入りを果たした。
ここ数年、日本は世界に後れを取っていただけに、世界戦優勝への期待が膨らみます。
11月13日に行われる8強戦は、井山裕太九段vs楊鼎新五段(中国)です。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁2010.jpeg
【朴廷桓九段(黒)vs江維傑九段】
黒1から5に白6のカドに迫るのがアルファ碁手法です。
左辺の黒を固めても二間幅なので惜しくないと見ています。
ただし、黒を強くしてしまう意味もあるので、一長一短な打ち方と言えるでしょう。

囲碁2011.jpeg
黒7は左上の白に迫る好点だが、白8から10と左辺の黒を遠目に狙うのが好手でした。
黒11、13と反発するも、白14と上辺の黒陣を破られて黒良くないように見えます。
左上の白はAなどの手が残っていた場なので、黒に荒らされても構いません。

囲碁2012.jpeg
黒15、17と左上の白を荒らすものの、白18から22といじめられては黒ツライ展開。
黒は上辺を生きなければなりませんが・・・

囲碁2013.jpeg
黒23から29で上辺を活かしても、白30と外回りを厚くされて黒不満です。
上辺はAなどが利いており、見た目以上に眼形が厚い形で黒からの攻めが利きません。
また、左辺の黒も心許ない形となっているため、黒の得たものは少ないです。
結果、白中押し勝ち。

囲碁2014.jpeg
【金志錫九段(黒)vs謝爾豪四段】
黒1はMaster(=アルファ碁)が打ち出して以来、多くの棋士が打つようになりました。
また、黒5に白Aのカケツギが主流だったが、最近は白6のツギが増えてきました。
囲碁AIの驪竜は白6とツグことが多いため、人間界の碁もそれに倣ったからでしょうか。
黒9もアルファ碁発の手法ですし、囲碁AIの手法が多くの局面で見られるようになりました。

囲碁2015.jpeg
白10、12は三々の手法に対する有力な対抗策であると見られています。
黒13から17と先手で隅を生きた後、黒19といきなりノゾいたのが欲張り過ぎだった。
白20と下辺を占めつつ、Aの切りを緩和されて黒失敗しているように見えます。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今日は週末に余力を残すため、簡単な記事でまとめました。
あまり無理をすると続けられなくなるので、今日はこれくらいで。
posted by okao at 23:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 棋戦情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アルファ碁自己対局内でもツケヒキにカケツギは姿を消していますね。
カタツイでハサまれて中央にニ間トビする姿をよく見ます
Posted by at 2017年06月03日 10:09
最近、碁の打ち方が大きく変わっているので吃驚しますね。
これからどう進化していくのか見守っていきたいと思います。
Posted by okao at 2017年06月03日 23:59
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