2017年05月22日

明日から人類vs囲碁AIの最終決戦開幕

明日から人類代表の柯潔九段と囲碁AI最強のアルファ碁が激突します!
今回は人間の棋譜を使わずに強化バージョンが出るそうなので、どんな碁を打つか楽しみです。
私の予想は初手辺に打つのではないかと思います。

囲碁1919.jpeg
【初手予想:隅よりも辺を重視】
最近の囲碁AIの対局を見ていると、隅よりも辺を重視しているように感じます。
例えば、白がAやBと打っても、白良くならないように思えるからです。
どういった進行が予想されるか検証していきます。

囲碁1921.jpeg
【星の想定図:新常識の時代】
初手辺に打った理由は白1と黒2を見合いにしている意味があります。
そして、白3と上辺を白陣になるように打ち進めるなら黒4と三々に入ります。
以前では考えられない打ち方ですが、現代はこれが主流になる可能性もありえます。

囲碁1922.jpeg
白5は自然な石の方向に見えますが、黒6から12と隅を荒らして黒14と占めるのがカラい。
左上の厚みを上辺を割ることで無力化する意図があり、白容易ではありません。

囲碁1923.jpeg
白15に黒16とヒラいて黒十分です。
左上が心許ない形なので、白17などと守るのは仕方ないところ。
黒18と白の形を崩してから黒20と軽く逃げ出すのが感じの良い手。
AやBを狙える他、右下の模様拡大にも働くので黒20の価値は相当高いです。

囲碁1924.jpeg
【参考図:大同小異】
白1と別の位置で星に構えても、黒2と入っていきます。
黒12まで、空き隅があっても石の活力を奪うように打つ方が良いようです。

「編集後記」
実はある大会で、序盤早々から星に三々に入る手法を何度も試しました。
失敗も成功もありましたが、うまく使いこなせば簡明に優勢を築ける手応えを感じます。
明日のアルファ碁戦でまた一つ、囲碁の進化が見れると思うとワクワクしますね。
posted by okao at 22:26| Comment(4) | TrackBack(0) | コンピューター囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一か所しかない天元とかも・・・もうしかしたら(笑)
Posted by アルパカ at 2017年05月23日 00:27
もし初手辺に打ったら、囲碁の原点である算砂以前の碁に戻る道悦いうことですね。
AIはひとりで400年以上も人間が行ってきた研究をすることになるのでしょうか?
楽しみですね。
Posted by 野狐 at 2017年05月23日 00:50
一日10万局以上こなすそうですから、人間の歴史は軽く超えてくるかもw
普通に空き隅を占めるなら人間が考えてきた理屈は正しくなりますが、
面白みがないので天元などに打つ姿を見てみたいですね。
Posted by okao at 2017年05月23日 07:15
残念ながら、教師なしバージョンではありませんでしたね。
Posted by 通りすがり at 2017年05月23日 19:35
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