2017年04月23日

第7回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯、第6・7戦目

本日、第7回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯の4日目が行われました。
前半戦終了時の戦況を以下にまとめました。
日本:謝依旻六段、藤沢里菜三段
中国:於之瑩五段、李赫五段、魯佳二段
韓国:崔精七段、呉侑珍五段、呉政娥三段

また、本日の結果を以下にまとめました。(左側が勝者)
呉政娥三段(韓国)ー陸敏全三段(中国)、白1目半勝ち
呉政娥三段(韓国)ー向井千瑛五段(日本)、白中押し勝ち


大きな差がつかない状況で前半戦が終了しました。
6月3日から始まる後半戦は各国の主力が出てくるので、優勝争いが更に激しくなりそうです。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁1785.jpeg
【陸敏全三段(黒)vs呉政娥三段】
白1、3の両カカリに黒4と隅に受けるのが厳しい着想。
周囲に黒が控えている場合の強手で、白は直接戦うのは難しい局面です。
この戦型では、白5とツケてAの封鎖を狙うのが常套手段となります。
黒の勢力圏で簡単にサバキ形を許すと全局的に白悪くない展開になるため、黒容易ではない。

囲碁1786.jpeg
黒6に白7のハネは石の調子を求めた手。
一見、黒8の切りに白9から13と狭い形を強いられて白悪く見えますが・・・。

囲碁1787.jpeg
黒16と右辺の白を制して黒の得が大きいように見えますが、白19のツケが強烈でした。
上辺の黒四子を狙われているため、黒強く反発することができません。
※黒Aは白Bで黒四子を取られてしまいます。

囲碁1788.jpeg
黒20と脱出を図るも、白21から23と地を稼がれた後、白25と上辺を補強されては黒不満。
黒28の下辺に回りますが、A~Cと荒らす手が残っており簡単に地にならないのが黒の泣き所。
白は右上の攻防でサバくことに成功し、全局的に白打ちやすい局面を築きました。
結果、白1目半勝ち。

囲碁1789.jpeg
【向井千瑛五段(黒)vs呉政娥三段】
白1のカカリは気づきにくい好手でした。
▲が大ゲイマの場合、黒2と守られて隅の地が大きく見えてしまうからです。
しかし、白3でAと右辺を分断する手とBが見合いとなり、黒ツライ局面となっています。
呉政娥三段のバランス感覚は非常に参考になります。

囲碁1790.jpeg
黒4から8と右辺の分断を防ぐのは仕方ないが、白9と走られて黒出遅れてます。
黒10と攻めても白11で捕まる石でないため、白の実利が活きる展開となりました。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今日はいろいろ出かける用事があったので、休めた気がしませんね。
なんだかやることが山積していて頭が混乱してきそうです。
まぁ、一つ一つ片づけていくしかありませんね。
posted by okao at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 棋戦情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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