2017年04月08日

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦予選最終日

本日、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦予選決勝が行われました。
予選通過者とシード選手を以下にまとめました。

「シード選手」
招待:党毅飛九段、周睿羊九段
韓国:朴廷桓九段、李世乭九段、崔哲瀚九段、金志錫九段、李東勳八段、申眞諝七段
中国:柯潔九段、陳耀燁九段、唐韋星九段
日本:井山裕太九段、伊田篤史八段、一力遼七段
台湾:蕭正浩九段
ワイルドカード:不明(囲碁AIが入る噂あり)
「予選通過者」
韓国:姜東潤九段、朴永訓九段、李映九九段、洪性志九段、尹畯相九段、安成浚七段、
   洪基杓七段、李元榮七段、崔精七段、金庭賢六段、金明訓五段、卞相壹五段、姜昇旼五段
中国:江維傑九段、楊鼎新五段、謝爾豪四段

今回は優勝候補と見られていた中国棋士が予選で次々と姿を消す珍しい展開となりました。
韓国では棋戦が徐々に消えていく現状があり、実戦経験を積む機会が減ってきているそうです。
最近の成績不振は勝負勘が鈍ったのでは、と言われただけに今回の結果は吉報となったはずだ。
日本は枠抜けできなかったが、シード3名の活躍により存在感を示してほしいところです。
さて、対局を振り返っていきます。

囲碁1701.jpeg
【林彥丞初段(黒)vs李映九九段】
黒1から5と形を決めてから黒7と三々に入るのが最近の手法です。
ただし、今回は右上隅の黒が相当堅い格好なので、白は押さえ込む方向が決まっています。
この手法は白の受け方が難しい局面で使うのがコツで、今回は不発となりました。
こちらでも似た形を紹介したので参照ください)

囲碁1702.jpeg
白8、10が適切な対処でした。
黒は先手を取るために黒11と競りますが、白12から14が好手で黒は手番を奪えません。

囲碁1703.jpeg
黒15から19と白一子を噛み取るのは仕方ないところ。
白20に回れれば、左下の黒を攻めながら左辺と下辺を盛り上げられるので白好調です。
黒は価値の低い上辺を打たされた格好となり、序盤から出遅れた格好です。
(右上隅は堅いため、白から上辺を占めても地になりにくい=価値が低い場)
結果、白中押し勝ち。

囲碁1704.jpeg
【崔宰榮三段(黒)vs崔精七段】
黒1に白2と地に走ったのが面白い手法でした。
黒3と迫られても白4と軽く逃げて白十分と判断しているようです。
確かに、A~Cの狙いがあるため、黒陣はひどく薄いように見えます。
こちらの記事も参照ください)

囲碁1705.jpeg
黒5に白6と大場に走ったのが機敏。
黒7、9と右下を広げても、白Aなどが残っているため地ではありません。
▲は薄い構え方なので、自陣を囲う展開にされるのは黒作戦負けに近い結果でしょう。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
明日は県大会なので、自分の碁が打てるように頑張ります。
終わり次第、今後どうしていくか方針を少しずつ決めていく予定です。
(ブログはいつも通り、のらりくらり続けていきます)
posted by okao at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 棋戦情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック