2017年04月03日

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦予選初日

本日、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦予選が開幕しました。
1回戦に出場した日本棋士の成績を以下のまとめました。(左側が勝者)
西健伸初段ー玄釉斌初段(韓国)
蘇耀国九段ー黃鎭亨三段(韓国)
鶴田和志四段ー張濤五段(中国)
沼舘沙輝哉五段ー周平強六段(台湾)
范胤六段(中国)ー六浦雄太三段
程宏昊二段(中国)ー謝依旻六段
周賀璽五段(中国)ー牛栄子初段
裵俊熙四段(韓国)ー横塚力二段
吳侑珍五段(韓国)ー大竹優初段
元晟溱九段(韓国)ー金昞俊三段
鄔光亞六段(中国)ー芝野虎丸三段
朴鍾昱アマ(韓国)ー佐田篤史三段
鄭誓儁初段(韓国)ー仲邑信也九段
宋知勳二段(韓国)ー小松大樹二段
金彩瑛三段(韓国)ー出口万里子初段


全体では4勝11敗となり、厳しい結果となりました。
明日は2回戦目から出場する棋士と合わせて20名が参戦します。
さて、本日中継された対局の一部を紹介します。

囲碁1670.jpeg
【実戦図:流行のMaster布石】
黒番は伊凌濤四段、白番は卞相壹五段です。
黒5と大ゲイマシマリに白6、8と広く構えるのが流行しています。
相手の力を利用して石の調子を求める意図があり、黒の応手が難しいです。
発展途上の戦術ですが、これを採用するトップ棋士は多いように感じます。
※2つの記事を参照ください。参照記事1参照記事2

囲碁1671.jpeg
黒9は相手の受け方を聞いたもの。
白10に黒11と右辺を割れば黒悪くないように見えるが、白12で黒の応手が悩ましい。
△は軽い石なので、小さく取る程度では右上を稼がれた代償は取り戻せません。

囲碁1672.jpeg
黒13は白を右辺に押し込んで厚みを築く狙いです。
しかし、白16が好手でAとBの傷をつけられて、黒は味の良い厚みを築けません。

囲碁1673.jpeg
黒19、21と強引に仕掛けますが、白22から24が厳しく白有利な戦いとなります。
白は右辺を取ろうというよりは黒の勢力圏を消すのが白の狙いです。

囲碁1674.jpeg
黒25に白26の押しが冷静です。
黒27、29と連絡するのを許しますが、白32が絶好点で黒の形が崩れます。
続いて、黒Aと右上の黒を補強する必要がありますが、白Bと構えて白十分な展開。
右下隅に対しても白Cの味が残っているのも白の自慢です。

囲碁1675.jpeg
【参考図1:調子を求める】
黒2の受けには白3、5と肩ツキするのが面白い。
黒6と打ち込まれても、白7と封鎖して白戦えます。

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黒8、10の切りに白11がサバキの手筋。
強引に仕掛けると、かえって白を補強する調子を与えてしまいます。

囲碁1677.jpeg
黒12と頑張るのは白13から17と石の調子出ていくのがうまい。
黒18に白19と右辺を補強して、黒の追及をかわすことに成功します。

囲碁1678.jpeg
【参考図2:自由自在の変わり身】
黒2、4と封鎖を嫌うのも考えられるが、白5と右辺を補強できて白十分。
黒6には白7と上辺の白を軽く見て足早に展開するのが好判断です。
黒Aと取りにきても、白Bと削減できるので焦る必要はありません。

「編集後記」
中継数が少ないので、気になる変化がない場合は結果報告の記事になるかも。
動画作成はまだ始まったばかりなのと、大会が重なっていることから五月頃完成予定。
また、土曜日に行っている生放送ですが、別の所で配信するのも視野に入れてます。
posted by okao at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 棋戦情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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