2017年03月06日

囲碁AIの新手法?

囲碁AIは棋理に沿った手を打つことが多いので、奇抜な戦術を用いることは少ないです。
しかし、人間では考えづらい着想をすることもあり、研究すべき形がいくつかあります。
今回はその一部を紹介していきます。

囲碁1511.jpeg
【テーマ図:善悪不明の新手法】
黒1はこの布陣で用いられる有名な戦術です。
白6までの定型化された打ち方に対し、囲碁AIの絶芸は黒7と並ぶことが多いです。
地に辛く受けながら下辺にも働いた打ち方を目指す意欲的な手に見えます。
ただし、白AやBに突かれると黒の対応が難しいため、善悪不明です。

囲碁1512.jpeg
【参考図1:従来の打ち方】
白1の引きに黒2とツグのが無難だと言われています。
しかし、Aと荒らす手段が残るため、白Bと消されるぐらいでも黒アマイと考えてます。
前図が良いとは思えませんが、本図よりは改善されているように感じます。

囲碁1513.jpeg
【参考図2:最大限の頑張り】
黒1の押さえが成立するなら一番良いですが、白2と切られて黒の味は相当悪いです。
一見すると、黒3から5で白窮しているように見えるかもしれません。

囲碁1514.jpeg
ただ、白6から8で簡単には捕まりません。
黒9、11と封鎖しても、白12で見た目以上に白の手数は長いです。

囲碁1515.jpeg
黒13、15に白16と攻めるのが手筋です。
黒17のハネが利くため、黒の手数も長く、攻め合いがどうなっているかハッキリしません。
判断は難しいですが、白から打てばコウにはなるので若干白有利になりそうです。

囲碁1516.jpeg
一例は白22と下辺の黒陣を制限してから、白28とハネてセキを狙う進行です。
右下で築いた厚みは活きないため、これなら白十分な戦果でしょう。

「編集後記」
今回はこんな手が打たれたという紹介なので、サクサクと書けました。
次回の記事は、今日書く予定だった三々定石のことを載せる予定です。
posted by okao at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピューター囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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