2016年12月26日

打ち込みの攻防(2)

前回に引き続き、打ち込みの攻防を紹介していきます。
今回は状況が変わった場合の優劣と別の手法を解説していきます。

囲碁968.jpeg
【テーマ図:状況で変わる対抗策】
前回と違い、黒は大きな模様を築きにくい碁形なので、白1の打ち込みへの対応が変わります。
碁は状況次第で好手も悪手になる得るため、しっかりとした考え方を身につけることが大切です。
まず、今回は前回の有力策が通じるかから検証していきます。

囲碁967.jpeg
【参考図1:全体が見えていない】
黒2には白3と素直に受けられても黒困っています。
右辺の白によって下辺の発展性を制限されており、白7に黒AやBと打っても良い戦果が望めません。
前回は黒2のツケが有力策として機能しましたが、今回は隅を固めただけで黒良くないです。

囲碁969.jpeg
【参考図2:シチョウ関係無視】
この局面では、黒1のツケがよく打たれています。
普通は白のシチョウが良いので、白2が成立するため黒悪いと言われています。
しかし、シチョウが悪いにも関わらず、黒3から5と応じるのが力強い手でした。

囲碁970.jpeg
白6、8に黒9と反発するのが強手です。
白にとって負担が少ないコウに見えるので、白悪くない進行になりそうですが・・・。

囲碁971.jpeg
白10に黒11とコウ立てをします。
白12とコウを解消されて白に厚い形を許しますが、黒13と地を稼ぐのも大きいです。
全局的には白厚いですが、黒の確定地も多いのでこれからの碁です。

囲碁972.jpeg
【参考図3:コウの攻防】
黒1に白2と受けた場合、黒3と抜いてコウ争いが続きます。
白4と頑張る手を打ってきそうですが、黒5のツギでコウの負担を軽減できるので黒戦えます。

囲碁974.jpeg
白6の抜きに黒7のコウ材があるため、黒に分があるコウ争いです。
白は受けていると左下隅のコウ材が増えるので、白8とコウを解消せざるを得ません。
黒9、11と連打できれば、黒十分なワカレです。

囲碁975.jpeg
白12から16で白は地に辛く受け切れてそうに見えますが、黒17が激痛。
Aから下辺の眼を奪う手と、Bと右辺の白を封鎖する手を見合いにして黒成功です。

「編集後記」
今回の内容は難しいので、こうした戦術もあることを頭の片隅に入れておけば役立つかもしれません。
次回で打ち込みの攻防で知っておきたい変化を一通り紹介できると思います。
posted by okao at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 最新形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック