2017年06月09日

中国ルールの数え方

先日行われたアルファ碁vs柯潔九段の第一局で結果に疑問を感じた方も少なくないと思います。
中国ルールでは白4分の1子勝ち(=半目勝ち)、日本ルールでは白1目半勝ちになるからです。
結論から言うと、地の数え方が異なるため、こうした事態が起こるのは已むを得ません。

まず、中国ルールは生きている石の数と地を合わせて計算します。
地の単位は「子」であり、1子=2目に相当するため、2倍すれば「目」に換算できます。
これを知る囲碁ファンは多いと思いますが、これが全てに当てはまる訳ではありません。
下図の一例を紹介しながら解説していきます。

囲碁2095.jpeg
【参考図:コミなしの局面設定】
日本ルールの場合、黒地27目、白地27目となるのでジゴとなります。
中国ルールの場合、黒地27子+石数14子=41子、白地27子+石数13子=40子で黒1子勝ち。
つまり、ルールの違いで結果が変わってくる事態が生じるのです。

難しい話に感じられますが、基本的には石数が関係することを言いたいだけなのです。
これさえ理解できていれば、こうした問題で騒ぎになることはありませんでした。

「編集後記」
基本的には開催国の発表を尊重するのが筋なので、白4分の1子勝ちと表記すべきでしょう。
そもそも、地の数え方が異なるので、日本ルールに置き換える必要はあまりないはずです。
ただ、多くの囲碁ファンは中国ルールに慣れてないため、仕方ない処置だったかもしれません。
機会がある時、改めて詳しく解説していこうかなと思っています。
posted by okao at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする